ホリエモンって本当はどんな人? ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく
こんにちは、ススムです。
一万冊目指して読書をしています。現在【6】冊目です。
ホリエモンこと堀江貴文さんの自伝を読みました。キッカケは、Youtubeでホリエモンとロンブー淳さんが対談している動画をなんとはなしに見ていて「ゼロっていう本を書いたんだよね」という話を聞いたからです。TVっ子の私の中で、ホリエモンには「金の亡者」とか「捕まった人」という悪いイメージがあります。でもYoutubeで話しているのを聞いて「なんだかそんな悪い人じゃなさそう?」と思い、なんだか自分が誤解しているような気がしました。自伝を読んでもっと知りたい!と思いました。
書名:ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく
結論から言うと誤解していましたね。ホリエモンは「金の亡者」なんかじゃなくて、むしろ金には一番執着のない「いい意味での子供」なんだと思いました。もう楽しく生きたくてしかたがなくて、それ以外のことが見えない(むしろ見ようとしない)。お金のことを考えている暇なんかないくらい、自分の好きなことに邁進している人なんだということが分かりました。
ホリエモンは成功という言葉を使いますが、その成功の意味も世間一般の人が思っているものとは違うようです。具体的には
世間の人 : 成功 = 名誉や財産
ホリエモン: 成功 = 自由に好きなことをできること
という違いがあると思いました。ホリエモンがお金を手に入れられるのは、ホリエモンの作るサービスが人の為になっているから。社会に貢献しているからです。でもお金が目的ではありません。お金を持つことで、誰かに命令されることなく自分の好きなことをすることができるようになる点がポイントです。たとえば最近ではロケットを作っています。
なぜホリエモンの考え方が世間と違うのでしょうか。
私が思うに、ホリエモンは「好きになる力」が人並み外れているからだと思います。これはホリエモン自身でも「飽きやすい反面、いろんなことを好きになる」という趣旨の発言をしていることから分かります。まさに子供のように好きなことに没頭デキる人なのです。
これに対して世間の多くの人をホリエモンは「オヤジ」と呼びます。
面白いと思いました。オヤジというのは外見のことじゃなくて、心のありかたのことです。やりたいことは本当はあるのに、それを「自分には出来ない」と勝手に悟って、一歩を踏み出さない。そうしたノリの悪くなってしまった人のことをオヤジと呼ぶのです。そして自分はオヤジになりたくない、ならないように毎日楽しく生きているんだと。
だから私はホリエモンを「オヤジ」に対して「子供」だと思います。
これはとても良い意味です。彼は賢いので、子供になる方法を体系化しています。どうすれば子供になれるか。それは「努力するのではなくその作業にハマる」「出来るかどうかなんて考えずに、オモシロイと思ったら飛びつく。ノリを良くする」「まず没頭する。そうすると好きになる」「没頭するためには、自分の手でルールを作ることが効果的」「とにかく遠くを見ずに、毎日達成できるルールをつくる」。
一つでもあてはまらなければオヤジです。
私もオヤジになりたくないと思いました。そしてこれまで悪いイメージをもっていたホリエモンに対して、自分と似ている所も多いんだということに気づきました。特に、「僕はのんびりするということができない。」なんて、自分もそうそう!と頷いてしまったほどです。人生、遊ばなくちゃというホリエモンの姿勢にとても励まされました。