どうすれば文章を上手く書けるようになるか?「考える技術・書く技術」

1万冊を目指して読書しています。

現在【1】冊目です。

 

考える技術・書く技術

バーバラミント 著、山崎康司 訳

 

「もっと文章を上手く書きたい」と思ったことはないでしょうか。私は山のようにあります。そして、そんな方に朗報です。あなたの書い文章にジョキジョキとハサミを入れて、ただその順番を入れ替えるだけで、ずっと読みやすい文章になるそうです。

 

では、どのような順番にすれば良いのでしょうか。最も分かりやすい順序とは、まず全体を要約する考えを示して、その後になぜそう考えるのか一つ一つ説明していくことのようです。

 

例えば、打合せの時間を変更することを、上司にメールで伝える場合は次のようなります。

 

【悪い例】

A部長

お疲れ様です。ススムです。

 

Bさんに出張の予定が入ったため、7月6日の打合せが出来なくなりました。そこで日程を変更したいと思うのですが、私は7月8日の終日、7月9日の午後、7月10日の午前が空いています。Bさんは8日までは出張でダメだそうですが、その後なら大丈夫みたいです。A部長の予定は、7月9日の午後と7月10日の午前が空いていると以前伺いました。そうすると7月9日の午後か、7月10日の午前が良さそうですね。会議室の予約表を見ると、プロジェクタの使える部屋が7月9日8時から14時まで予約されています。また7月10日は一日中使えないですね。

 

ご都合いかがでしょうか。

ススム

 

【良い例】

A 部長

お疲れ様です。ススムです。

 

先日お伝えしたBさんとの打ち合わせを、7月9日の14時~に変更したいと思います(全体の要約)。この日程であれば、Bさんと私とA部長の予定が空いており(理由1)、プロジェクタのある会議室を使えるためです(理由2)。

 

プロジェクタのない会議室であれば、

・候補2:7月9日 13時~18時

・候補3:7月10日 9時~12時

での打合せが可能です。

 

ご都合の良い日程をお知らせください。

よろしくお願いいたします。

ススム

 

とても分かりやすくなっていますね。最初に全体の要約、つまり一番伝えたい事を言えば、読む人もその後を想像しやすくなる。その結果として読みやすい文章になることが分かりました。こうした考え方が本の中で「ピラミッド型の考え」として体系化されています。内容は大変すばらしいですが、一気に全て覚えるのは辛いので、机の端に置いて都度読み直す辞書のような使い方をオススメします。

 

この本から学んだこと:

まず「全体の要約」を示し、その後に理由を説明する。

 

これから実践すること:

これから文章を書くときには「全体の要約」から書き始める。