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こんにちは、ススムです。
一万冊目指して読書しています。現在【4】冊目です。
今回は起業本を読みました。最近「独立の気力をもちなさい」や「仕事は楽しくやりなさい」という教えを読書からもらっていたので、「自分の力で楽しくやる仕事」ってなんだろうと考えたんです。それって起業なんじゃないかと思い、まずは読み易そうな小説風のものを選びました。
書名:CHANCE チャンス
著者:犬飼ターボ(飛鳥新社)
正直に言います。この本を読む前は、起業に対して少し悪いイメージを持っていました。起業って、ただお金持ちになりたい人がやるものでしょ。社員が働いた分のお金をかすめ取るなんて賤しい!
ところが、読み進めると自分の考えが間違っていたことに気が付きます。一番ハッとさせられたのはこの一文。
「この世の豊かさは無限なんだ」
誰かが手に入れた豊かさは、誰かから奪われたもの。知らずのうちにそう思っていました。でもそうじゃないんですね。ビジネスとは誰かの役に立つこと。役に立つという「価値」を世の中に新しく生み出していたのです。それは誰かから奪うものではないのだと分かりました。
また、私は経営者よりも労働者の方が偉いと思っていました。働くことで直接的に社会に貢献しているからです。しかし、これもどうやら正しい考え方ではないようです。
「働くことが美徳だと思っていたら、死んだ後は労働ができなくなり社会への貢献は終わってしまう。でも人の役に立つ資産や有益なサービスを提供する会社を残せば死んでも社会に役立てるんだ」
経営者になる方が、ただ働くよりもたくさんの人を幸せにできるのですね。
では起業って「楽しい」のでしょうか。自分でやるから楽しいはず!でも忙しくて遊ぶ暇もないなんて苦しそう。どっちなのでしょう。この本を読んで、私は楽しいのだと思いました。その理由は、次の一文。
「成功とは学びの過程なんだよ」
色々試して、諦めずに上手くいく方法を探し続ける。そうして学んでいくことが自体が成功であって、ビジネスが上手くいっている状態のことを成功というのではない。と言いたいのだと思います。しかしながら、為末選手の「ホモ・ルーデンス」の見方をすると
学びの過程 = 遊び = 楽しい
なので起業は楽しいのだと思います。ちょっと短絡すぎたでしょうか。